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こんにちは。

早良区役所前藤崎駅近くの藤崎かねこ歯科クリニック院長の金子宗嗣です。

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こんにちは、藤崎かねこ歯科クリニック院長の金子宗嗣です。
近年、目立たず手軽にできると人気のマウスピース矯正。当院でも「マウスピース矯正に興味があるけれど、自分でもできるのかな?」というご相談を多くいただきます。
たしかに、マウスピース矯正は非常に優れた治療法ですが、残念ながらすべての症例に適応できるわけではありません。なかには、マウスピース矯正では十分な効果が得られなかったり、別の治療法の方が適しているケースもあります。

そこで今回は、マウスピース矯正ができない・向いていない人の7つの特徴について、具体的な症例を交えながら分かりやすく解説します。ご自身がマウスピース矯正に適しているかどうか不安に感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目立ちにくい
1.そもそも重度の歯並びの乱れがある

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて歯を大きく動かすのが難しい治療法です。そのため、以下のような重度の歯並びの乱れがある場合、マウスピース矯正では治療が難しいことがあります。

重度の出っ歯や受け口:骨格的な問題が大きい場合
重度の叢生(歯のでこぼこ):歯を並べるスペースが圧倒的に不足している場合
重度の開咬(奥歯を噛んでも前歯が噛み合わない):奥歯の調整だけでは改善が難しい場合
重度のすきっ歯:歯を大きく動かす必要があり、精密な調整が求められる場合

これらのマウスピース矯正ができない症例に該当する場合でも、ワイヤー矯正と併用したり、部分的に抜歯したりすることで改善できる場合もあります。まずは一度、歯科医師に相談してみましょう。

2. 毎日の装着時間を守れない人
マウスピース矯正は、1日に20時間以上(22時間以上を推奨)の装着が必要です。食事や歯磨きのとき以外は、基本的にずっと装着していなければなりません。
「忙しくてつけ忘れそう」「つい面倒になってしまいそう」というように、ご自身で装着時間を管理するのが難しい方や、自己管理に自信がない方にはあまり向いていないかもしれません。
装着時間が短くなると、歯が計画通りに動かず、治療期間が長引いたり、最悪の場合は治療が中断になったりする可能性もあります。

3. 歯周病や重度のむし歯がある人
歯並びを動かすためには、歯を支える土台である歯ぐきや骨が健康でなければなりません。歯周病が進行していると、歯が不安定になり、矯正治療ができません。
また、大きなむし歯がある場合も、先にむし歯の治療を優先する必要があります。むし歯を放置したまま矯正治療を進めてしまうと、矯正装置が歯に合わなくなったり、むし歯が悪化したりするリスクがあるからです。

4. 抜歯を伴うような大きな治療が必要な人
歯並びの状態によっては、歯をきれいに並べるために抜歯が必要になることがあります。
ワイヤー矯正では、抜歯によってできたスペースを効率よく閉じることができますが、マウスピース矯正では歯を大きく動かすのが苦手なため、抜歯後のスペースを完全に閉じることが難しい場合があります。

5. 噛む力が強い、または歯ぎしりや食いしばりの癖がある人
噛む力が非常に強い方や、歯ぎしり・食いしばりの癖がある方は、マウスピースに過度な負担がかかり、マウスピースが変形・破損しやすくなることがあります。
マウスピースが壊れてしまうと、歯に正しい力がかからず、治療計画に支障をきたしてしまう可能性があります。

6. 顎関節症を患っている人
顎関節症とは、顎の関節に痛みや音がしたり、口を開けにくくなったりする病気です。
顎関節症の症状がある人が無理に矯正治療を行うと、症状が悪化してしまう可能性があります。矯正治療を始める前に、顎関節症の治療を優先することが多いです。

7. 金属アレルギーがある人
マウスピース矯正は、マウスピース以外の装置(アタッチメントなど)に金属を使用することがほとんどありません。そのため、金属アレルギーの方にとって、ワイヤー矯正よりも安心して治療を受けられるというメリットがあります。
しかし、ごくまれにアタッチメントを装着する際の接着剤などに微量の金属が含まれている場合があります。金属アレルギーをお持ちの方は、必ず事前に歯科医師に相談しましょう。

まとめ:マウスピース矯正が向いていない人でも、諦める必要はありません
今回は、マウスピース矯正ができない・向いていない人の7つの特徴についてお話ししました。
「私は当てはまるかも…」と不安になった方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご安心ください。これらの特徴に当てはまるからといって、必ずしも矯正治療ができないわけではありません。
ワイヤー矯正など、マウスピース矯正以外の治療法で改善できる場合もあれば、部分矯正や他の治療と組み合わせることで対応できるケースもあります。
大切なのは、ご自身の歯並びの状態を正確に診断してもらい、最適な治療法を見つけることです。
マウスピース矯正に関する不安や疑問は、どんな些細なことでも専門家である私たちにご相談ください。まずは無料カウンセリングで、あなたのお悩みやご希望をじっくりお聞かせいただけませんか?

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この記事は藤崎かねこ歯科クリニックの院長、金子 宗嗣が監修しました。

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